私たちについて

「Art & Wellbeing ああとも」プロジェクトを推進する
国立アートリサーチセンター ラーニンググループと
東京藝術大学 桐山孝司研究室の合同チーム
Photo: Takahashi Munemasa

「Art & Wellbeingああとも」とは、東京藝術大学を拠点に、大学、国立美術館などミュージアム、地方自治体、民間企業など産官学の39組織(2024年5月現在)が連携する「JST COI-NEXT共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」事業の中で運営されているプロジェクトです。

この「Art & Wellbeingああとも」で、私たちはミュージアムにあるコレクションや地域の文化資源と、テクノロジーを掛け合わせ、新しい場所を創造しようと考えています。これは自治体や医療・福祉の領域と協働し、アートを軸としたコミュニケーションの場です。このような場所を創造することで、望まない孤独や社会的孤立におかれることなく、誰もが尊厳ある世界を生きられる社会の実現を目指そうと考えています。

「Art & Wellbeingああとも」の運営の中心は、国立アートリサーチセンターのラーニンググループと東京藝術大学の桐山孝司研究室の合同チームです。そしてこの合同チームを中心に、様々な地域の自治体、医療や福祉の団体、アート・コミュニケータ等が連携します。

アート、テクノロジー、ミュージアムの領域において、様々な専門性とバックグラウンドを持ったメンバーが協働し、アートを通じたウェルビーイングな社会のデザインを共創していきます。

稲庭彩和子 桐山孝司

  • この事業は、JST 共創の場形成支援プログラムJPMJPF2105 の支援を受けたものです。

プロジェクト名について

ああとものロゴ

本プロジェクトの名称は「Art & Wellbeing ああとも」です。
名前には、「アートと共にある生活」や「アートと友だちになる」という意味が込められています。さらに、仲間への呼びかけである(あぁ友よ!)という思いも含まれています。
「Art & Wellbeing ああとも」の愛称は「ああとも」、ウェブメディアの名称は「ああともTODAY」です。

メッセージ

稲庭彩和子

国立アートリサーチセンター 主任研究員

共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点
研究課題1リーダー

国立アートリサーチセンター(NCAR)は2022年の3月に独立行政法人国立美術館本部内に発足した新しい組織です。私たちは「アートをつなげる、深める、拡げる」をミッションのもと、アートを通して、だれもが新しい価値や可能性を見出せる未来をめざして活動を始めました。
この「Art & Wellbeing ああとも」は、その活動の一環として、東京藝術大学との連携のもと、ミュージアムや自治体、市民との連携を深め、実働し、共創(Co-creation)する組織内ベンチャーのようなプロジェクトです。この「ああともTODAY」では、わくわくするような未来を見つけて、試行錯誤をいとわず、異分野の壁をよじ登り、手を伸ばし、アート・健康・ウェルビーイングの新しい世界の動きを多くの人とシェアできたらと思います。

桐山孝司

東京藝術大学大学院 映像研究科 教授

共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点
研究課題3リーダー

今回、アートイノベーション共創拠点の活動を通じて、国立アートリサーチセンターとともに「Art & Wellbeing ああとも」の活動を始められることを大変嬉しく思っております。共創拠点の研究開発課題3では、文化的処方を支えるテクノロジーの開発を行っており、対話型鑑賞を行いやすくするための環境づくりやAIの活用、対面とオンラインの両方を含めた対話の支援、実物と情報との結びつきを強化するための技術などを推進していく予定です。この活動を行なっていく中で見えてくる現場のニーズも重視して向き合っていきたいと考えています。

ああともTODAY 編集部

編集 稲庭彩和子(国立アートリサーチセンター)
企画・編集 井上英樹(MONKEYWORKS)
編集・運営 金井学(東京藝術大学)
邱君妮(東京藝術大学)
増山透(東京藝術大学)
茂泉芽衣(東京藝術大学)

ああともTODAY制作

アートディレクション 坂田佐武郎(Neki Inc.)
デザイン 西宮悠(Neki Inc.)
イラストレーション サンダースタジオ
ああともロゴデザイン 株式会社ツートン
ウェブサイト構築 山崎哲由(SUBTONIC)

発行

Art & Wellbeing ああとも
(国立アートリサーチセンター × 東京藝術大学)