見て、聞いて、考える。ミュージアムで幸せになる。(ダイジェスト動画付き)

| [文]ああとも編集部

共創フォーラム「Art, Health, Wellbeing ミュージアムで幸せになる。」のダイジェスト動画ができました。 昨年10月に行われたこのフォーラムは、人々の健康や幸福(ウェルビーイング)に対して美術館や博物館の可能性を考えるフォーラムでした。国立アートリサーチセンターと東京藝術大学が連携する「望まない孤独孤立をアートや文化の力で低減していく」ことを目的とした10年間のプロジェクトの最初のキックオフフォーラムとなりました。 

共創フォーラムの登壇者の集合写真
Photo:藤島亮

フォーラムでは、この分野で先進的な取り組みを続けてきている英国の4つの事例に焦点を当て、日本の1つの事例とともに、その具体的な活動や背景について担当者が熱く語り、さらに参加者もこれからのアクションを考えてみる機会となりました

英国においてはこの10年余り、アートや文化セクターが関わる健康や福祉への政策的な取り組みが広がってきました。ミュージアムには人々をつなぐ文化資源が豊富にあります。それを元に、ウェルビーイングを高めるさまざまな体験が生み出され、可能性が議論され、多くの研究がなされてきました。ミュージアムの建築空間自体を重要な場として、コレクションを活かし、地域の福祉・医療セクターと連携するなど、事例は多様です。 

こちらのダイジェスト映像では登壇者の皆様や当日の会場の雰囲気がご覧いただけます。

  • 開催日:2023年10月8日
  • 会場:国立新美術館
  • 会場参加者数:約100名
  • ライブ配信視聴者数:約700名
  • 登壇者
    • 片岡真実(国立アートリサーチセンター センター長)
    • 日比野克彦(東京藝術大学 学長)
    • マシュー・ノウルズ(ブリティッシュ・カウンシル駐日代表))
    • 稲庭彩和子(国立アートリサーチセンター)
    • 伊藤達矢(東京藝術大学)
    • ルス・エドソン(マンチェスター市立美術館)
    • キャロル・ロジャーズ(ナショナル・ミュージアムズ・リバプール/ハウス・オブ・メモリーズ)
    • マーク・ミラー(テート美術館)
    • ジェーン・フィンドレー(ダリッジ・ピクチャー・ギャラリー)
    • 藤岡勇人(東京都美術館)

フォーラムの全てを収録した映像はこちらで4つの動画で公開しています。 

参加者からのレポートはこちらです。

【共創フォーラム開催報告2】
英国のミュージアムが取り組む「健康とウェルビーイング」
国立アートリサーチセンター 社会連携促進グループ 高田麻央

【共創フォーラム開催報告3】
10/9開催「深掘り!セッション」参加レポート
京都国立近代美術館 研究員 松山沙樹